人材紹介会社のSEOでは、最初から「SEO記事を何本作るか」を考える必要はありません。先に考えたいのは、検索した人が何を知りたいのか、その人に自社サイトのどのページを見せるのかです。同じ「経理」に関する検索でも、目的は違います。
| 検索例 | 検索している人の目的 | 見せたいページ |
|---|---|---|
| 経理 求人 | 今応募できる求人を探したい | 求人一覧(例:経理の求人一覧) |
| 経理 転職エージェント | 転職を相談できる会社を探したい | 経理向けの転職支援ページ |
| 経理 転職 難しい | 転職できるか判断したい | キャリア記事・職種解説 |
| ○○社 経理 求人 | 特定の求人を確認したい | 求人詳細ページ |
| 経理 人材紹介 | 経理人材を紹介できる会社を探したい | 法人向けサービスページ |
「経理」という同じテーマだからといって、すべてをコラム記事で狙う必要はありません。人材紹介会社のSEOでは、
検索した人の目的 → 見せるページ → 求人やサービス → 登録・面談・求人依頼
という流れを考えることが重要です。この記事では、求人一覧、職種ページ、求人詳細、キャリア記事、転職支援ページ、法人向けページを、どのように使い分ければよいかを具体的に解説します。
人材紹介会社のSEOでは、まず求職者と求人企業を分ける
人材紹介会社には、大きく分けて2種類の検索者がいます。一つは転職を考えている求職者です。もう一つは、人材を採用したい求人企業です。両者では、検索する言葉も、知りたい情報も、その後に取ってほしい行動も違います。
| 項目 | 求職者向け | 求人企業向け |
|---|---|---|
| 主な検索者 | 転職希望者・潜在的な転職希望者 | 採用担当者・経営者 |
| 主な目的 | 求人を探す、転職を判断する、相談先を探す | 人材紹介会社を探す、採用方法を調べる |
| 主なページ | 求人、職種ページ、転職支援、キャリア記事 | 法人向けサービス、職種別支援、実績・事例 |
| 主な行動 | 登録、相談、面談予約 | 問い合わせ、求人依頼 |
| 最終的につなげたい成果 | 推薦・採用決定 | 求人獲得・採用決定 |
求職者向けと求人企業向けのページを、必ず別サイトに分ける必要はありません。ただし、一つのページで両方に説明しようとしないことは重要です。例えば求職者が「経理 転職エージェント」と検索しているのに、企業向けの採用支援サービスがページの中心になっていれば、知りたい内容とずれてしまいます。
SEOだけでなく、広告、スカウト、求人媒体、SNSなどを含めた集客全体については、人材紹介会社の集客方法で解説しています。
検索する人の目的によって、6種類のページを使い分ける
人材紹介会社のサイトでは、主に次の6種類のページを使い分けます。特に混同しやすいのが、求人一覧・職種ページ・転職支援ページです。
求人一覧は「今ある求人を探すページ」、職種ページは「その職種の求人や転職情報をまとめて次の行動へ進んでもらうページ」、転職支援ページは「どの人材紹介会社へ相談するかを比較している人に、自社の支援内容を伝えるページ」と考えると分かりやすくなります。
| ページの種類 | 検索例 | その人が知りたいこと | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 求人一覧 | 経理 求人、施工管理 求人 東京 | 今応募できる求人はあるか | 募集中の求人、勤務地、年収、職種、雇用条件 |
| 職種ページ | 経理 転職、施工管理 転職、SaaS営業 転職 | その職種でどんな求人・転職の選択肢があるか | 求人、仕事内容、年収、求められる経験、転職情報、相談への案内 |
| 転職支援ページ | 経理 転職エージェント、施工管理 転職エージェント | どの会社に転職を相談すべきか | 得意領域、求人、担当者、支援内容、実績、相談の流れ |
| キャリア記事 | 経理 転職 難しい、施工管理 年収 | 転職できるか、条件が良くなるか、どう判断すべきか | 年収、転職事情、経験・資格、キャリアの考え方 |
| 求人詳細 | ○○社 経理 求人 | その求人に応募すべきか | 仕事内容、勤務地、年収、応募条件、募集企業など |
| 法人向けサービスページ | 経理 人材紹介、IT 人材紹介 | どんな人材を紹介してもらえるか | 対応職種、候補者層、実績、料金、紹介までの流れ |
ただし、この6種類を必ず6つの別URLに分ける必要はありません。検索している人の目的が近く、1ページで必要な情報を十分に提供できるなら、一つのページにまとめることもできます。
一方で、
- 求められている情報が明らかに違う
- Google検索で上位に出ているページの種類が違う
- ページを見た後に取ってほしい行動が違う
のであれば、ページを分けた方が分かりやすくなります。
例えば「経理 求人」と「経理 転職エージェント」では、前者は今ある求人を見たい人、後者は相談する会社を比較したい人です。この2つを無理に一つのページだけで説明しようとすると、どちらにとっても中途半端になることがあります。逆に「経理 転職」のように、検索する言葉だけでは何を求めているのか判断しづらい場合もあります。
その場合は、キーワードの文字だけを見て決めません。実際にGoogleで検索し、
- 求人一覧が多く出ているのか
- 人材紹介会社の転職支援サービスが多いのか
- 転職について解説する記事が多いのか
を確認します。さらに、自社が持っている求人や支援内容も踏まえて、どのページで答えるのが適切かを決めます。ここから、それぞれのページの役割を詳しく見ていきます。
求人一覧|今すぐ求人を探している人に見せる
「経理 求人」「施工管理 求人 東京」のような検索では、検索者は今応募できる求人を探している可能性が高くなります。この場合、一般的な転職ノウハウ記事よりも、
- 現在募集している求人
- 勤務地
- 年収
- 職種
- 雇用条件
を確認できるページの方が目的に合っています。例えば「施工管理 求人 東京」と検索している人に、
「施工管理への転職を成功させるポイント」
という記事だけを見せても、その人が知りたい「東京で今どんな求人があるのか」は分かりません。求人を探している検索なら、求人を探せるページがGoogle検索に表示されるよう、そのページを整えることをまず考えます。そのページから、個別求人、他地域の求人、関連職種、転職相談へ進めるようにします。
職種ページ|求人・職種情報・転職支援をつなぐ
人材紹介会社では、職種単位のページが、Google検索から最初に訪れてもらう重要なページになることがあります。個別の求人は募集終了によって入れ替わりますが、「経理へ転職したい」「施工管理で仕事を探したい」「SaaS営業へ転職したい」といったニーズは継続します。そこで職種ページを、単なる求人一覧ではなく、
職種について知る → 求人を見る → 自分に合うか判断する → 必要なら相談する
ためのページとして設計します。例えば経理なら、現在募集中の求人に加えて、
- どんなポジションの求人があるのか
- どんな経験が求められやすいのか
- 年収はどの程度なのか
- 転職時に何を見られるのか
- その人材紹介会社がどんな求人を持っているのか
といった情報が候補になります。すべての職種ページに同じ文章を入れる必要はありません。まず、自社が実際にどんな求人を持っているか、どの職種を得意としているかを確認します。そのうえでGoogle検索を見て、求人一覧、サービスページ、解説記事などのうち、どんな種類のページが上位に多いかを確認し、その職種を探している人に必要な情報を決めます。
転職支援ページ|求人ではなく「相談先」を探している人に見せる
「経理 転職エージェント」「施工管理 転職エージェント」のような検索では、検索者は特定の求人だけを探しているとは限りません。「どの会社に転職相談するか」を比較しています。この人に求人一覧しか見せないと、その会社が何を得意としているのか、どのような支援を受けられるのかが分かりません。
そこで、職種別・業界別の転職支援ページでは、
- 得意な職種や業界
- どんな求人を扱っているか
- どんな人を支援できるか
- 担当者の専門性
- 転職支援の流れ
- 支援実績
などを伝えます。職種ページとの違いは、職種そのものを知ることが中心なのか、人材紹介会社を相談先として比較することが中心なのかです。
ただし、「職種名+転職エージェント」で検索したからといって、必ず自社のサービスページが上位に出るとは限りません。比較記事が多く表示される検索もあります。そのため、ページを作る前に実際のGoogle検索結果を確認します。
求人一覧が並んでいるのか、転職支援サービスが並んでいるのか、比較・解説記事が並んでいるのかを見ることで、検索している人が求めている情報を判断しやすくなります。
キャリア記事|転職するか迷っている人に判断材料を提供する
人材紹介会社でも、コラムや解説記事は有効です。「施工管理 年収」「経理 転職 難しい」「SaaS営業 キャリア」「40代 経理 転職」のように、検索者がまだ具体的な求人や転職エージェントを探していない場合は、記事が向いています。
この段階では、「自分は転職できるのか」「今より条件が良くなるのか」「自分の経験は通用するのか」といったことを考えています。その疑問に答えたうえで、
職種ページ → 求人 → 転職相談
へつなげます。記事のテーマは、自社が実際に求人を持ち、転職支援できる領域に近いものを優先した方が、登録や面談につながりやすくなります。
求人詳細|その求人に応募しない人も逃さない
求人詳細ページは、特定の求人への応募だけを取るページではありません。求人を見た人が「年収が合わない」「勤務地が合わない」「必要な経験が足りない」と判断したとしても、転職したいという気持ちまでなくなったとは限りません。そこで、
求人詳細 → 類似求人 → 同じ職種の求人 → 転職相談
という出口を用意します。人材紹介会社の場合、
その求人には応募しない人でも、別の求人を紹介できる可能性があります。
この点は、企業自身の採用サイトとは違う、人材紹介会社の強みです。求人ページをGoogle検索上の求人表示に対応させる「Googleしごと検索」や、募集終了後のページの扱いについては、求人ページのSEO・Googleしごと検索で詳しく解説しています。
法人向けサービスページ|「どんな人を紹介できる会社か」を伝える
人材紹介会社では、求職者だけでなく、採用企業からの問い合わせを増やすSEOも考えられます。例えば「IT 人材紹介」「経理 人材紹介」「建設 人材紹介会社」などです。
この検索者が採用企業であれば、知りたいのは求人情報ではありません。「どんな職種の人材を紹介できるのか」「どんな経験を持つ人材がいるのか」「どんな会社を支援しているのか」「紹介までどのように進むのか」といったことです。そのため法人向けページでは、単に「IT人材を紹介しています」と書くだけでは十分ではありません。例えばITなら、
エンジニア、PM、IT営業、SaaS、若手、ミドル、ハイクラスなど、どの領域を得意としている会社なのかが分かる方が比較しやすくなります。支援実績、対応職種、候補者層、契約や料金、紹介までの流れなども、採用企業が比較するときの判断材料になります。
法人向けの集客・新規開拓全体については、人材紹介会社の新規開拓・求人獲得で解説しています。
人材紹介SEOのサイト設計で確認したいこと
人材紹介・人材派遣・求人サイトでは、SEOの重点が違う
同じ人材業界でも、人材紹介、人材派遣、求人サイトでは事業の仕組みが違います。
| 項目 | 人材紹介 | 人材派遣 | 求人サイト |
|---|---|---|---|
| 求職者側の主な成果 | 登録・面談・推薦・採用決定 | 応募・登録・就業 | 求人閲覧・応募 |
| 人の介在 | キャリアアドバイザーや法人担当者の役割が大きい | コーディネーターなど | サービスによる |
| 主な検索から見せるページ | 求人、職種、転職支援、キャリア情報 | 地域×職種、求人、派遣条件 | 求人一覧、求人詳細 |
| 法人側 | 求人企業の獲得 | 派遣先企業の獲得 | 掲載企業の獲得など |
| 特に確認したい点 | 求人以外の検索から相談へつなげる | 地域・職種・求人と登録をつなげる | 大量の求人ページをどう管理するか |
人材紹介会社の場合は、求人だけでなく、「転職を相談する会社を探している」「自分が転職できるか調べている」「特定職種の転職事情を知りたい」といった検索もあります。求人企業側にも、「この職種の候補者を紹介してくれる会社を探したい」という検索があります。そのため、求人ページだけを整えるのでも、コラム記事だけを増やすのでも不十分です。
人材業界全体の考え方は人材業界のSEO対策、人材派遣については人材派遣会社のSEO対策、求人ページを大量に持つサイトについては求人サイトのSEO対策で詳しく解説しています。
同じ「職種」でも、必要なページは1種類ではない
「職種ページ」という言葉で一括りにすると、ページの役割が分かりにくくなります。例えば施工管理でも、
| ページ | 想定する検索 | 主な目的 |
|---|---|---|
| 施工管理の求人一覧 | 施工管理 求人 | 今ある求人を探す |
| 施工管理の職種ページ | 施工管理 転職など | 求人・職種情報・転職の選択肢を知る |
| 施工管理向け転職支援 | 施工管理 転職エージェント | 相談する人材紹介会社を比較する |
| 施工管理のキャリア記事 | 施工管理 年収、施工管理 転職 難しい | 転職前の疑問を解消する |
| 個別の施工管理求人 | 会社名+施工管理求人など | 特定求人を確認する |
と役割は異なります。だからといって、検索キーワードが少し違うたびに新しいページを作る必要もありません。ページを分けるかどうかは、次の順番で考えます。
まず、検索している人が何を知りたいのかを考えます。次に、Google検索でどんな種類のページが上位に出ているかを確認します。そのうえで、自社がどんな求人や情報を持っているか、そのページから求人・登録・相談のどこへ進んでもらいたいかを考えます。
詳しいキーワード設計の方法は、人材会社のSEOキーワード設計で解説しています。
記事・職種・求人をバラバラに作らない
ページを一つずつ作るだけでは、Google検索から訪れた人を登録や面談までつなげにくくなります。例えば、
「施工管理 年収」
↓
施工管理のキャリア記事
↓
施工管理向け転職支援ページ
↓
施工管理の求人
↓
求人詳細
↓
登録・面談
という流れが考えられます。ただし、全員がこの順番を通るわけではありません。最初から求人を探している人は求人一覧から入ります。相談先を探している人は転職支援ページから入ります。
そのため各ページには、「求人を見る」「職種について詳しく見る」「転職について相談する」など、その人が次に必要とする情報への入口を用意します。こうしたページ同士のリンクを、SEOでは「内部リンク」と呼びます。内部リンクはGoogle向けの対策だけではなく、読者が次に知りたい情報へ移動しやすくするためのものでもあります。
新しいSEO記事を作る前に、今あるページを確認する
人材紹介会社では、SEOに使えるページや情報をすでに多く持っていることがあります。例えば、
- 数千件の求人
- 職種カテゴリー
- 地域ページ
- 担当者紹介
- 成約事例
- FAQ
- 法人向けの実績
などです。これらがあるのに、「SEOを始めるので毎月10記事作る」と最初から決める必要はありません。まず確認したいのは、
- すでにGoogle検索に表示されているページがあるか
- 検索結果の2~3ページ目付近まで来ているページがあるか
- 狙いたい検索で、自社のどのページが表示されているか
- 上位には記事・求人・サービスページのどれが並んでいるか
- その検索から登録や問い合わせにつながるか
です。例えば、本来は人材紹介会社向けのサービスページを表示したい検索で、キーワードを解説した記事ばかりが自社サイトから表示されているとします。この場合、単純に文章量が足りないとは限りません。同じ検索に関係するページが複数あり、本来見せたいページとは別のページがGoogle検索に出ている状態になっている可能性もあります。
自社サイトでは、どのページから直すべきか?
求人一覧、職種ページ、記事、法人向けページのうち、どこから改善すべきか迷う場合は、現在Google検索に表示されているページやサイト構成をもとに確認できます。
実例|記事を増やしても主要キーワードが上がらなかった
ここからは人材紹介ではなく、筆者が担当した人材業界のSEO事例です。事業形態は人材派遣ですが、「検索している人が何を求めているのかを確認し、それに合うページをGoogle検索に出す」という判断方法は、人材紹介会社にも共通します。
専門職の人材派遣会社で、主要キーワードは当初、検索上位に十分届いていませんでした。そこで周辺の情報記事も制作しました。記事自体は検索上位へ入り始めましたが、肝心の主要キーワードは十分に伸びませんでした。
そのまま「記事が足りない」と考えて記事を追加するのではなく、改めてGoogleの検索結果を確認しました。すると上位には、その仕事について解説する記事ではなく、実際にその地域の求人を確認できるページが多く並んでいました。
検索している人が知りたかったのは、「その仕事について詳しく知ること」より、「自分の地域に応募できる仕事があるか」だったと考えられます。
そこで、Google検索に出したいページを情報記事から地域別の求人ページへ切り替えました。さらに、その求人ページの内容、求人情報、ページ同士のリンクを見直しました。
その結果、主要キーワードは、数週間で1ページ目に入り、数か月で1位になりました。
また、サイト全体の検索経由応募も前年同期比で約1.7倍になりました。
この事例で重要なのは、記事を増やしたことではありません。検索している人が何を求めているかを確認し、それに最も合うページへ役割を変更したことです。
人材紹介会社でも考え方は同じです。「経理」というテーマだから経理の記事を書くのではなく、求人一覧、職種ページ、転職支援ページ、キャリア記事、求人詳細、法人向けページのうち、どれをGoogle検索に出すべきかを先に考えます。
求人が大量にあるサイトでは、記事とは別にサイト構造も確認する
求人件数の多い人材紹介会社では、求人情報を大量に持つサイトそのものの設計も重要です。職種、地域、職種×地域、求人一覧、求人詳細、絞り込み条件など、多数のページが作られるためです。
ここで重要なのは、サイト内で必要なページと、Google検索から直接訪れてもらいたいページは必ずしも同じではないという点です。例えば、求職者がサイト内で「年収」「勤務地」「雇用形態」などを細かく絞り込むために必要なページでも、その条件の組み合わせすべてをGoogle検索に表示させる必要があるとは限りません。
また、求人詳細は公開、更新、募集終了を繰り返します。この領域は人材紹介会社だけの問題ではなく、求人サイト全般に共通するため、本記事では詳細まで扱いません。詳しくは求人サイトのSEO対策をご覧ください。
人材紹介会社のSEOは、この順番で進める
実際にSEOを進めるときは、最初に増やしたい職種や事業成果を決めます。次に、求職者向けの検索と求人企業向けの検索を分けます。そのうえで、Google検索結果と、Google Search Console(自社サイトがどんな検索で表示されているか確認できるGoogleの無料ツール)を確認します。
Google検索結果では、
- 求人一覧が多いのか
- 転職支援サービスが多いのか
- 解説記事が多いのか
などを確認します。Google Search Consoleでは、自社サイトが実際にどんな検索で表示されているのか、どのページが表示されているのかを確認します。そのうえで、
検索した人が何を知りたいのか
↓
自社のどのページを見せるのか
↓
そのページから求人・サービス・相談のどこへ進んでもらうのか
を決めます。すでに使えるページがあるなら、まずそのページを改善します。必要なページが存在しない場合だけ、新しく作ります。最後に、順位やアクセス数だけではなく、事業上の成果まで確認します。
求職者側なら登録・面談・推薦・採用決定、法人側なら問い合わせ・商談・求人獲得まで確認します。
人材紹介会社のSEOチェックリスト
| 確認項目 | チェックすること |
|---|---|
| 優先領域 | SEOで増やしたい職種・領域が決まっているか |
| 求職者・法人 | 両者の検索を分けているか |
| 検索とページ | 主要な検索ごとに見せたいページが決まっているか |
| 求人検索 | 求人を探す人に求人を見せられているか |
| 職種ページ | 求人・職種情報・転職相談をつなぐページがあるか |
| 転職支援 | 相談先を探す人に必要な情報があるか |
| キャリア記事 | 自社の求人や転職支援へつながっているか |
| 求人詳細 | 条件が合わない人にも次の選択肢があるか |
| 法人向けSEO | 対応職種・実績・支援内容を確認できるか |
| Google検索結果 | 上位に求人・サービス・記事のどれが多いか確認したか |
| 既存ページ | 新しい記事を作る前に、今あるページを確認したか |
| 重複 | 同じ検索に対して似たページを複数作っていないか |
| ページ間のつながり | 次に必要な情報へ移動できるか |
| 成果 | 登録・面談・求人依頼まで確認できているか |
すべてを一度に直す必要はありません。まずは、すでにGoogle検索に表示されていて、登録・面談・求人依頼などの事業成果にも近いページから改善する方が効率的です。
まとめ|「何を書くか」より「どのページを見せるか」を先に決める
人材紹介会社のSEOでは、検索キーワードを見つけて、その数だけ記事を作る必要はありません。重要なのは、
誰が検索しているのか
↓
何を知りたいのか
↓
どのページを見せるのか
↓
求人やサービスのどこへ進んでもらうのか
↓
登録・面談・求人依頼へどうつなげるのか
を決めることです。同じ「経理」でも、必要なページは違います。
経理求人を探している人には求人一覧。経理の求人や転職事情をまとめて知りたい人には職種ページ。相談する人材紹介会社を探している人には転職支援ページ。転職できるか迷っている人にはキャリア記事。特定企業の求人を探している人には求人詳細。経理人材を採用したい企業には法人向けサービスページです。
ただし、これらを必ず別々のページにする必要はありません。検索する人の目的が近く、一つのページで十分に答えられるならまとめます。一方、求められている情報やGoogle検索に並んでいるページの種類が明確に違うなら、ページを分けて考えます。
「経理 転職」のように検索する言葉だけでは判断しづらい場合は、実際のGoogle検索結果を確認します。そのうえで、今あるページを先に改善し、本当に不足しているページだけ追加します。これが、人材紹介会社のSEOを検索順位やアクセス数だけで終わらせず、登録・面談・求人獲得へつなげる基本的な考え方です。