物流会社の地域SEO・拠点ページSEO|地域名で荷主に見つけてもらう方法

地域SEOを検討するとき、「東京 倉庫」「大阪 物流会社」「千葉 3PL」「埼玉 EC物流」「神奈川 冷凍倉庫」といった検索を見て、都道府県ごとにページを作ればいいという発想になることがあります。

しかし、物流会社側の対応条件はそれほど単純ではありません。

  • その地域に拠点がある
  • 拠点はないが、その地域を配送・営業エリアとしている
  • その地域の荷主の荷物を、別の地域の倉庫で受けられる
  • サービスによって対応できる地域が違う

これらは別の状態です。

具体例で考えます。荷主が「千葉県内で食品を冷凍保管したい」と探しているとします。

状況
会社A千葉に冷凍倉庫がある
会社B東京に倉庫があり、千葉の荷主にも対応している
会社C千葉に倉庫はあるが常温のみで、冷凍は対応できない

この3社にとって、「千葉 冷凍倉庫」という検索に対するページ設計は同じにはなりません。会社Aでは千葉拠点ページが受け皿の有力候補になります。一方、会社Bでは所在地ではなく、千葉の荷主にどう対応できるかを正確に説明する必要があります。会社Cはそもそもこの検索を狙う理由が弱くなります。

つまり、地域SEOは地域名でページを作る作業ではなく、地域 × サービス × 実際の対応可否で設計する作業です。

物流会社の「地域検索」には複数の意味がある

同じ「東京 倉庫」という検索でも、探している人の状況は異なる可能性があります。東京に倉庫を持つ会社を探している人もいれば、東京向けの配送に対応できる会社を探している人、東京の企業として物流を委託したい人もいます。

地域を含む検索は、次のように分けて考えられます。

地域軸検索例荷主が確認したいこと
拠点所在地千葉 倉庫その地域に物理的な拠点があるか
対応エリア関東 物流そのエリア全体をカバーできるか
配送先東京 配送代行その地域への配送に対応するか
荷主所在地大阪 3PL自社(大阪)から依頼できるか
港・空港周辺成田 倉庫輸出入や空港物流との相性
商材 × 地域埼玉 食品物流その地域で、その商材に対応できるか

地域検索=所在地の検索とは限りません。

この違いは、どのページで受けるかに直結します。所在地を確認したい検索なら拠点ページが答えやすく、対応エリアを確認したい検索ならサービスページやエリアページの方が答えやすい場合があります。

自社で確認する方法:Search Consoleで地域名を含むクエリを抽出し、それぞれが上の6分類のどれに近いかを見てください。想定していた軸と、実際に流入している軸が違うことがあります。

検索結果を見て、何が求められているかを確認する

地域名が入っているという理由だけで、同じ検索意図だと判断しないでください。

たとえば次の4つは、いずれも「千葉」を含みますが、検索結果に並ぶページの種類が異なる可能性があります。

  • 千葉 倉庫
  • 千葉 物流会社
  • 千葉 冷凍倉庫
  • 千葉 EC物流

確認したいのは、上位に何が表示されているかです。

  • 物流会社のトップページ
  • 拠点ページ
  • サービスページ
  • 倉庫の一覧ページ
  • 比較・ポータルサイト
  • 倉庫物件の不動産系サイト
  • 地図の結果

とくに注意したいのが**「倉庫」という語**です。この語には、物流を委託する先を探す意図と、倉庫物件そのものを借りたい・買いたいという意図が混ざる可能性があります。

「千葉 倉庫」の検索結果に倉庫物件の賃貸情報が多く並んでいる場合、そこは不動産系サイトが強い領域です。物流委託を受けたい会社が同じ語を狙っても、検索している人の目的と合わない可能性があります。この場合は「千葉 物流会社」「千葉 冷凍倉庫」のように、意図がはっきりする語を確認する方が現実的です。

判断の材料:検索結果を見て、①倉庫物件を探しているのか、②物流委託先を探しているのか、③特定の企業を探しているのか、を切り分けてください。切り分けができれば、狙う語も、受け皿にするページも決まります。

検索テーマの整理と主担当URLの決め方は、物流会社のSEOキーワード・サイト構造設計で解説しています。この記事では、そのうち地域軸を扱います。

拠点ページを主担当にするケース

拠点ページが受け皿になりやすいのは、次のような条件がそろう場合です。

  • 実際にその地域に拠点がある
  • 拠点固有の設備やサービスがある
  • 拠点単位で荷主が判断する情報がある
  • 拠点ごとに対応商材や温度帯が異なる

たとえば /warehouse/chiba/(千葉物流センター)というページに、所在地、ICや港・空港へのアクセス、延床面積、温度帯、保管方式、バース数、設備、対応商材、流通加工の内容、配送対応、許認可、写真、問い合わせ導線を載せているとします。

このページは、「千葉 冷凍倉庫」で来た荷主が対応可否を判断できる情報を持っています。

一方で、「千葉県の物流なら当社にお任せください」という一文と会社概要へのリンクだけのページは、同じ拠点ページという名前でも役割が違います。荷主が判断できる情報がないためです。

両者を分けるのは、地域名が入っているかどうかではなく、その拠点固有の情報が書かれているかどうかです。

拠点ページを含むサイト全体の改善は、物流会社のホームページ改善で扱っています。

サービスページを主担当にするケース

地域よりもサービスの意図が強い検索では、サービスページの方が答えやすい場合があります。

たとえば「EC物流 千葉」という検索に対して、自社が千葉に1拠点しか持たず、EC物流というサービス自体の説明が重要であれば、/service/ec-logistics/ を主担当にし、その中で対応地域として千葉を扱う方が自然なことがあります。ページを分けても、書ける内容がほとんど重なるためです。

一方、千葉のEC物流センターが独立した設備と運用体制を持ち、他拠点と条件が異なるのであれば、拠点ページが主担当になる可能性があります。

結論:検索語の見た目だけでは決まりません。検索結果に並んでいるページの種類と、自社サイト内でどのページが最も答えられるかで決めてください。

サービスページに何を書くかは、物流会社のサービスページSEOで解説しています。

「地域ページ」を別に作るケース

/area/chiba-logistics/ のような地域ページを作る選択肢もあります。

検討できるのは、次の条件に当てはまる場合です。

  • その地域にまとまった検索需要がある
  • 複数の拠点やサービスを、地域単位でまとめて案内する意味がある
  • 拠点ページだけでは答えきれない情報がある
  • その地域特有の物流条件を説明できる
  • 営業上、その地域を重点的に開拓している

地域ページで扱える内容としては、その地域で対応可能なサービス、該当する拠点の一覧、対応商材、配送エリア、港・空港・高速道路との位置関係、その地域での対応事例、問い合わせ窓口などがあります。

ただし、北海道から沖縄まで47都道府県分を機械的に用意することは推奨しません。理由は次の章で説明します。

地域名を差し替えただけのページを量産しない

避けたいのは、次のような形です。

/area/chiba/     「千葉の物流なら当社へ」
/area/saitama/   「埼玉の物流なら当社へ」
/area/kanagawa/  「神奈川の物流なら当社へ」

本文はほぼ同一で、地域名だけが入れ替わっている状態です。

問題は3つあります。

  1. 荷主にとって追加情報がない。千葉のページを読んでも、千葉で何ができるのかは分からないままです
  2. ページの役割が曖昧になる。自社内で似たページが増え、どれが主担当か決まりません
  3. 維持コストが増える。サービス内容が変わったとき、全ページの更新が必要になります

Googleの検索スパムに関するポリシーでも、特定の地域や都市を対象とする類似ページを複数作り、同じ最終ページへ誘導するような構成は『Doorway abuse』の例として挙げられています。

ただし、地域別のページを作ること自体が問題なのではありません。問題になるのは、検索する人にとって独自の価値がない状態でページ数だけを増やすことです。その地域固有の情報を書けるのであれば、地域ページは有効な選択肢になります。

判断するときは、そのページに、他の地域ページにはない地域固有の情報を具体的に書けるかを確認してください。地域名を入れ替えても本文がほぼ成立してしまうのであれば、独立した地域ページにする理由は弱くなります。

拠点ページに何を書くか

拠点ページに載せられる情報を、カテゴリ別に整理します。

カテゴリ項目
基本情報正式名称、所在地、地図、アクセス
立地条件最寄りIC、港、空港、幹線道路
倉庫スペック延床面積、天井高、床荷重、バース数、保管方式
温度・商材常温・定温・冷蔵・冷凍、食品、化粧品、医薬品、危険物など
作業検品、梱包、ラベル貼り、セット組み、流通加工
システムWMS、API・CSVでの連携、ECカートとの連携
配送対応地域、当日出荷の可否、店舗配送
信頼材料写真、許認可、品質管理、セキュリティ、BCP

すべての項目を埋める必要はありません。公開できない情報を無理に出す必要もありません。設備の詳細や取引条件を競合に把握されたくない場合もあります。

優先したいのは、獲得したい案件の判断に直結する項目です。冷凍保管の案件を増やしたいなら温度帯と設備、EC物流を増やしたいならシステム連携と出荷リードタイムが先になります。

空き状況を掲載するかどうかは、営業方針と更新体制によります。掲載すれば具体的な引き合いにつながる可能性がある一方、更新されない情報は信頼を損ないます。

空きスペースの見せ方と営業への活かし方は、空き倉庫・空き坪の荷主獲得で扱っています。

地域名をtitle・H1・本文にどう入れるか

原則は単純です。そのページが実際にその地域を扱っているなら、titleやH1に地域名を含めることを検討できます

避けたいのは、不自然な詰め込みです。

避けたい例

千葉 倉庫 千葉県 倉庫会社 千葉 物流会社 | 株式会社○○

内容に沿った例

千葉物流センター|冷凍・冷蔵保管・食品物流に対応 | 株式会社○○

後者は、地域名が1回しか入っていませんが、そのページが何のページかは伝わります。検索結果で見たときに、荷主が押すかどうかを判断できる形になっています。

本文でも同様です。地域名を機械的に繰り返す必要はありません。所在地、アクセス、対応エリアの説明のなかで自然に出てくる回数で足ります。

地域と商材・サービスの組み合わせをどこまで作るか

複数拠点を持つ会社では、拠点ごとに強みが違うことがあります。

  • 千葉:冷凍食品
  • 埼玉:EC物流
  • 神奈川:輸出入貨物

このとき、地域 × サービスの全組み合わせをページにする必要はありません。千葉 × EC物流、千葉 × 輸出入、埼玉 × 冷凍……と展開すると、実態のないページが増えます。

選ぶ基準は4つです。

  1. 実際の対応範囲(その組み合わせで受注できるか)
  2. 検索需要(その組み合わせで探している人がいるか)
  3. 営業上の重要性(増やしたい案件と一致するか)
  4. 既存ページとの重複(すでに答えているページがないか)

4つがそろう組み合わせから着手すれば、ページ数を抑えたまま、獲得したい案件に近い受け皿を作れます。

自社で確認する方法:拠点ごとに「実際に受注している案件の商材・条件」を営業担当に確認し、その組み合わせが現在サイトのどこで説明されているかを照合してください。実績があるのに説明されていない組み合わせが、優先度の高い候補になります。

複数拠点が同じ検索テーマを狙う場合

東京・千葉・埼玉に倉庫があり、いずれも「関東 3PL」に対応できるとします。

このとき、3つの拠点ページすべてで「関東 3PL」を強く狙うと、サイト内で各ページの役割が重なり、どのページを主担当として改善・計測するかが曖昧になります。

選択肢は3つあります。

選択肢主担当拠点ページの役割
A3PLサービスページ各拠点の固有条件に集中する
B関東エリアページ各拠点の固有条件に集中する
C特定の拠点ページ他拠点は自拠点の条件に集中する

判断の材料は、検索結果に並んでいるページの種類、自社のどのページが最も検索意図に答えられるか、サイト内でのページの役割、すでに表示回数やクリックがあるページはどれか、営業上どこへ誘導したいかです。あわせて、Search Consoleで、実際にどのURLがその検索テーマで表示されているかも確認します。

なお、複数のページが同じキーワードを含んでいること自体は問題ではありません。拠点ページに「3PL」という語が出てくるのは自然です。整理が必要になるのは、複数ページが同じ検索意図に対して同じ答えを返している場合です。

その地域に拠点がない場合

「東京 物流」で見つけてもらいたいが、拠点は埼玉にしかない。この状況は珍しくありません。

まず避けたいのは、実態のない拠点があるように見せることです。「東京物流センター」といった名称のページを作れば、荷主は東京に倉庫があると理解します。商談の初期で誤解が判明すれば、そこで終わります。

一方で、東京の荷主を実際に受けられるのであれば、そのことを正確に説明することはできます。

所在地と対応エリアは別のものです。

表現意味
東京都内に倉庫があります所在地の説明
東京都内の荷主企業に対応しています営業対応範囲の説明
東京都内への配送に対応しています配送範囲の説明

拠点がない地域について書けるのは、後者2つです。具体的には、その地域の荷主から依頼を受けた実績、最寄り拠点からの距離とリードタイム、配送可能な範囲と頻度、営業担当の訪問対応の可否などです。

これらは荷主にとって実用的な情報です。所在地を偽らずに、対応可能であることは説明できます。

Googleビジネスプロフィール・地図検索との関係

Googleビジネスプロフィールは、すべての倉庫・物流センターが作成できるものではありません。Googleの適格性要件を満たし、すでにプロフィールを運用している拠点、または登録を検討している拠点では、まず適格性を確認したうえで情報を整備します。

会社名や拠点名で検索されたときにGoogleビジネスプロフィールが表示される拠点では、次の情報を確認してください。

  • 正式名称が登録されているか
  • 住所と電話番号が最新か
  • 営業時間が実態と合っているか
  • Webサイトのリンク先が該当ページになっているか
  • 写真が登録されているか
  • 同じ拠点のプロフィールが重複していないか

ただし、地域SEOとMEO(地図検索対策)は同じものではありません

BtoBの物流委託では、荷主が地図アプリで委託先を探すとは限りません。通常の検索で会社を比較し、サイトの情報で判断する流れも想定されます。地図検索の対策だけを行っても、通常検索の受け皿が薄いままであれば、比較検討の段階で情報が不足します。

両方を分けて考え、どちらを優先するかは自社の状況で判断してください。既存顧客や取引先が拠点を訪問する機会が多いのであれば、プロフィールの整備は実務的な意味も持ちます。

拠点の統廃合・移転時に確認すること

物流会社では、倉庫の閉鎖、新センターの開設、拠点の移転、名称変更が発生します。このとき、サイト側の対応が漏れることがあります。

確認したい項目です。

対象確認内容
旧拠点ページ残すか、削除するか、統合するか
リダイレクト後継となるページがある場合、301で転送するか
新拠点ページ旧ページの内容をそのまま流用していないか
サイト内リンク拠点一覧、サービスページ、フッターの更新
sitemap新旧URLの反映
title・H1名称変更が反映されているか
会社概要拠点一覧の更新
PDF・資料会社案内やサービス資料の拠点情報
Googleビジネスプロフィール閉鎖・移転の反映

注意したいのは、必ず301リダイレクトすればよいわけではないことです。

移転で同じ拠点が別の場所に移ったのなら、後継関係が明確なので転送が自然です。一方、閉鎖した拠点と新設した別地域の拠点は、内容も対応エリアも違います。この場合、無関係なページへ転送すると、旧ページを見に来た人が求めていた情報にたどり着けません。拠点一覧ページへ転送する、あるいは閉鎖の告知を残すといった選択肢もあります。

ページの内容と後継関係を見て判断してください。

地域SEOで見るデータ

確認したい項目です。

サイト側

  • Search Consoleで、地域名を含むクエリの表示回数とクリック数
  • そのクエリでどのページが表示されているか(想定した主担当か)
  • 拠点ページごとの表示回数とクリック数
  • GA4で、地域ページ・拠点ページのランディング数と遷移先

営業側

  • 問い合わせ時に記載された地域
  • その案件の商材と条件
  • 営業として増やしたい地域

重要なのは、順位や表示回数だけを見ないことです。地域検索から来た問い合わせが、実際に獲得したい荷主かどうかを確認してください。

たとえば「千葉 倉庫」で流入が増えても、問い合わせの内容が倉庫物件の賃貸に関するものばかりであれば、狙う語を見直す材料になります。この確認は、Web側のデータだけではできません。営業側との情報共有が必要です。

拠点ページ・地域ページの判断フロー

どのページを作るかを決めるための手順です。

Q1. その地域に実際の拠点があるか

  • YES → 拠点ページの候補。Q3へ
  • NO → Q2へ

Q2. その地域を、実際に営業・配送・荷主対応のエリアとしているか

  • NO → その地域のページを作る理由は弱い。狙う地域そのものを見直す
  • YES → Q3へ

Q3. 地域単位で説明すべき固有の情報があるか

  • NO → サービスページの中で「対応地域」として説明する
  • YES → 拠点ページまたは地域ページの候補

最終判断:Q3までで候補になったものについて、検索需要、検索結果に並ぶページの種類、既存ページとの重複、営業上の優先度を確認して決めます。

候補に残っても、すべてを同時に作る必要はありません。営業上の優先度が高い地域から順に着手してください。

地域SEO・拠点ページのチェックリスト

自社サイトを確認する際に使えるリストです。Yes / Noで記入してください。

該当しない項目もあります。Noの数で良し悪しを判定するものではありません。

#カテゴリ確認項目
1検索テーマ狙いたい地域名を含むクエリを把握している
2検索テーマそのクエリが所在地・対応エリア・配送先のどれを指すか整理している
3検索テーマ検索結果を確認し、物流委託か倉庫物件かを切り分けている
4拠点拠点ごとのページまたはセクションがある
5拠点所在地・地図・アクセスが記載されている
6拠点面積・天井高・バース数など、規模が分かる
7拠点温度帯と保管方式が分かる
8拠点取扱可能な商材が分かる
9拠点流通加工など作業の対応範囲が分かる
10拠点写真が掲載されている
11対応エリア拠点ごとの配送・営業対応エリアが分かる
12対応エリア所在地と対応エリアが区別して書かれている
13対応エリア拠点のない地域について、実態のない表現をしていない
14title/H1地域名がページ内容に沿って含まれている
15title/H1地域名の不自然な詰め込みがない
16ページ役割地域を含む検索テーマごとに主担当URLが決まっている
17ページ役割複数拠点が同じ検索意図に同じ答えを返していない
18重複地域名だけが違うほぼ同一のページがない
19独自情報各地域ページに、その地域固有の情報がある
20サービス地域ページからサービスページへ辿れる
21商材地域と商材の組み合わせが、実際の対応範囲に沿っている
22CTA拠点ページに、その拠点について相談できる導線がある
23GBP拠点のGoogleビジネスプロフィールの情報が最新である
24GBP同一拠点のプロフィールが重複していない
25更新統廃合・移転がサイトに反映されている
26計測地域名クエリの表示回数とクリック数を確認している
27計測地域検索経由の問い合わせ内容を確認している

よくある失敗

都道府県ページを一括生成する

テンプレートに地域名を差し込んで47ページを用意しても、実態と情報の差がありません。荷主にとっての判断材料も増えません。

所在地と対応エリアを混同する

拠点のない地域を、あたかも拠点があるかのように書くと、商談の初期で誤解が判明します。

拠点ページが住所だけで終わっている

地図と電話番号しかないページでは、その倉庫で何ができるのかが分かりません。地域名で見つけてもらえたとしても、判断には進めません。

全拠点で同じキーワードを狙う

どの拠点ページも同じ検索意図に同じ答えを返していると、主担当が定まりません。

titleに地域名を詰め込む

検索結果で見たときに不自然で、何のページか分かりにくくなります。

新拠点を公開したのに旧ページを放置する

閉鎖した拠点のページが残り、サイト内の拠点一覧と会社概要で情報が食い違うことがあります。

Googleビジネスプロフィールだけを整える

地図側の情報が整っても、通常検索の受け皿となるページが薄いままであれば、比較検討の段階で情報が足りません。

進め方

1. 増やしたい地域と案件を決める

どの地域で、どの商材・条件の案件を増やしたいかを先に決めます。ここが決まらないと、作るページも決まりません。

2. 地域に関連するキーワードを集める

地域名 × サービス、地域名 × 商材、エリア名、港・空港名などを洗い出します。営業が実際に使う地域の呼び方も含めます。

3. 検索結果を確認する

主要な語について、上位に並ぶページの種類を確認します。物流委託か、倉庫物件か、企業探しかを切り分けます。

4. 拠点・サービス・地域ページの役割を整理する

検索テーマごとに主担当URLを決めます。判断フローの3つの質問を使ってください。

5. 各ページの固有情報を集める

拠点ごとのスペック、対応商材、配送範囲などを、現場と営業から集めます。ここが最も時間のかかる工程です。

6. 実装する

社内で対応できるもの、制作会社へ依頼するものに分けて進めます。

7. Search Consoleと問い合わせ内容で検証する

地域名クエリでどのページが表示されているか、想定した主担当と一致しているかを確認します。同時に、問い合わせの内容が獲得したい案件と合っているかを見ます。

施策の優先順位と実施時期をどう判断するかは、物流会社のSEO支援事例にまとめています。

まとめ

#押さえておきたいこと
1地域SEOは、地域名を含むページを増やす作業ではない
2地域検索には、所在地・対応エリア・配送先など複数の意味がある
3「倉庫」は物流委託と物件探しが混ざるため、検索結果の確認が必要
4拠点固有の情報があるなら拠点ページ、サービス意図が強いならサービスページ
5地域名を差し替えただけのページは作らない
6所在地と対応エリアを区別して書く
7複数拠点が同じ検索意図に同じ答えを返していないか確認する
8統廃合・移転時は、後継関係を見てリダイレクトの要否を判断する

まず着手するなら、Search Consoleで地域名を含むクエリを抽出し、それぞれどのページが表示されているかを確認することです。想定していたページと違う場合、そこが整理の出発点になります。

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ツリーズコンサルティングでは、物流・倉庫・3PL領域について、荷主側の検索キーワード500件と物流会社側の集客キーワード20件を収集し、代表的な検索結果、実在する物流会社のサービスページ、業界ページ、比較・選定コンテンツを確認したうえで、253の検索テーマと46のページ母型に整理しています。

この整理をもとに、検索からサービスページ、問い合わせ、商談までの導線を設計しています。

次のようなご相談にも対応しています。

  • 拠点ページに何を書けばよいか整理したい
  • 都道府県ページを増やすべきか判断したい
  • 複数拠点で同じキーワードを狙っている状態を整理したい
  • 地域名の検索で、どのページを主担当にすべきか決めたい
  • 新拠点の開設に合わせてサイト設計を見直したい

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