SEOを外注しようとして複数社から提案を受けたとき、判断に困る場面があります。
どの会社も専門用語を使い、それらしい提案書を出してきます。しかし内容を並べてみると、扱っている範囲がまるで違う。ある会社は記事制作の本数を提示し、別の会社はサイト構造の話をし、また別の会社は広告との併用を勧める。
どれが自社に合うのかは、SEOの知識だけでは判断できません。
この記事では、物流会社・倉庫会社がSEO支援会社を選ぶときに確認したい項目を、7つのポイントと質問リストの形で整理します。特定の会社を推すものではなく、提案を比較するための判断材料として使えるようにまとめています。
SEO会社を比較する前に、自社側で整理すること
最初にやるべきなのは、SEO会社の比較ではありません。自社が何を増やしたいのかを言語化することです。
ここが曖昧なままだと、どの提案も「それらしく」見えてしまいます。
「問い合わせを増やしたい」では足りない理由
多くの相談は「Webからの問い合わせを増やしたい」から始まります。ただ、この一文では必要な施策が決まりません。
同じ「問い合わせを増やしたい」でも、獲得したい荷主が違えば、必要な検索テーマもページも変わります。
| 獲得したい案件 | 想定される荷主 | 必要になりやすいページ |
|---|---|---|
| 冷凍・冷蔵保管 | 食品メーカー、食品商社 | 温度帯別の保管サービスページ、対応可能な設備・拠点の説明 |
| EC発送代行 | EC事業者、D2Cブランド | フルフィルメント業務範囲、対応カート・システム、小ロット対応 |
| 特定拠点の空き坪 | 拠点周辺で保管先を探す荷主 | 拠点ページ、エリアページ、空き状況の見せ方 |
| 流通加工を含む委託 | メーカー、アパレル、化粧品 | 加工内容の具体的な説明、実績、体制 |
この3〜4種類は、検索する人も、検索する言葉も、判断材料も異なります。同じサイトで扱うとしても、それぞれをどのページで受けるか、役割を分けて検討する必要があります。
依頼前に決めておきたい3点
提案を受ける前に、次の3点だけは自社で整理しておいてください。
- どの案件を増やしたいか(保管か、配送か、3PLか、EC物流か、流通加工か)
- どの荷主から受けたいか(業種、企業規模、商材、エリア)
- 既存の営業経路で足りていないのは何か(引き合いの数か、案件の質か、特定エリアの稼働率か)
この3点を伝えたうえで提案を求めると、各社の理解度の差がはっきり出ます。同じ情報を渡しているのに、返ってくる提案の粒度が違うためです。
逆に、ここを整理せずに「SEOで問い合わせを増やしたい」とだけ伝えると、どの会社からも一般的な提案しか返ってきません。それは会社の質の問題ではなく、条件の問題です。
依頼先の種類と、実際に何を担当できるか
SEOの依頼先には、いくつかの類型があります。ただし重要なのは類型そのものではありません。
依頼先ごとの傾向と、確認したい点
| 依頼先 | 強みになりやすい領域 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| SEO会社 | SEO調査、戦略設計、コンテンツ制作など | サイト構造や実装まで支援対象に含まれるか |
| Web制作会社 | デザイン、制作、CMS実装など | SEO戦略や検索需要の分析をどこまで行うか |
| 広告代理店 | 広告運用、集客施策全体の設計など | SEOを専門的に担当する体制があるか |
| フリーランスSEOコンサル | 担当者本人と直接やり取りしながら進めやすい | 得意領域、実装体制、対応可能な範囲 |
| 業界特化型コンサル | 業界や顧客の理解を施策へ反映しやすい場合がある | SEOの専門性、制作・実装の対応範囲、実績 |
この表は傾向を整理したものであり、優劣を示すものではありません。
制作会社でもSEO設計に強い会社はあります。SEO会社でも実装まで請け負う会社はあります。フリーランスでも、事業会社での実務経験が豊富な人はいます。業界特化を掲げていても、対応範囲が限定的な場合もあります。
「会社の種類」より「担当範囲」を確認する
会社の種類だけで優劣は決められません。判断は類型ではなく、実際に担当する人と支援範囲で行ってください。
確認したいのは次の点です。
- 戦略設計は誰が行うか(提案者本人か、別の担当者か)
- 記事原稿は誰が書くか(社内ライターか、外注か、自社で書くのか)
- サイトの修正は誰が行うか(支援会社か、既存の制作会社か、自社か)
- 既存の制作会社がいる場合、その会社とどう連携するか
既存の制作会社がサイト管理を担っている企業では、SEO支援会社が「提案する側」、制作会社が「実装する側」に分かれることがあります。両者の連携方法が決まっていないと、提案が実装されないまま滞留します。
契約前に「実装は誰が、どういう手順で行うのか」を確認しておく価値は大きいです。
ポイント1|荷主側の検索を理解しているか
最初に見るべきは、その会社が荷主の検索を想定できているかです。
荷主獲得を目的としたSEOで、特に重視すべき検索者は、物流の委託先を探している荷主企業の担当者です。
荷主が使う言葉の例
荷主が物流委託先を探す際に中心となるのは、「物流 SEO」のような物流会社側の集客語ではなく、自社の課題や委託条件を表す言葉です。
- 冷凍 倉庫 + 地域名
- 化粧品 物流代行
- EC 発送代行
- 食品 3PL
- 小ロット 物流
- 流通加工 倉庫
提案を受けたとき、こうした荷主目線の言葉が出てくるかを見てください。
一方で、キーワード一覧に「物流 集客」「倉庫 ホームページ」のような物流会社側の言葉が多く混ざっている場合は、その扱いを確認してください。これらは、荷主が物流委託先を探す検索とは意図が異なります。荷主獲得を目的とする場合は、同じキーワード群として扱わない方がよいでしょう。
検索している人がどの段階にいるか
もう一段見たいのが、その検索者の検討段階です。同じ「3PL」に関する検索でも、段階によって必要なページが変わります。
| 段階 | 検索の性質 | 求められるページ |
|---|---|---|
| 情報収集 | 用語や仕組みを知りたい | 解説記事、用語ページ |
| 比較検討 | 方式や委託形態を比べたい | 比較記事、メリット・デメリットの整理 |
| 委託先探索 | 条件に合う会社を探したい | サービスページ、拠点ページ、条件別ページ |
| 見積検討 | 費用感と対応可否を確認したい | 料金の考え方、FAQ、問い合わせ導線 |
情報収集段階の検索を増やしても、受け皿が解説記事しかなければ問い合わせにはつながりにくくなります。
確認したい質問:「どの検討段階の検索を、最初に取りに行きますか。その理由は何ですか」
ポイント2|「サービス × 商材 × 地域 × 条件」を整理できるか
荷主の検索は、条件が重なるほど具体的になります。
倉庫
↓ 商材が加わる
食品保管
↓ 条件が加わる
冷凍保管
↓ 地域が加わる
北海道 冷凍倉庫
↓ さらに条件が加わる
小ロット対応の冷凍倉庫
条件が具体化するほど、検索している人が抱えている要件も具体的になっている可能性があります。
キーワード一覧と、検索テーマの整理は違う
ここで差が出ます。
注意したい提案:キーワードを数百件並べた一覧表だけが提出され、そのキーワードをどのページで受けるかが書かれていない。
確認したい提案:似た検索意図のキーワードがテーマとして束ねられ、テーマごとに「どのURLが主担当か」が示されている。
キーワード一覧そのものは調査の中間成果物です。それをサイト上のどのページで受けるかが決まって初めて、実行できる計画になります。
すべてを個別ページにするわけではない
条件が細分化するからといって、すべての組み合わせにページを作るわけではありません。
判断の材料になるのは次の3点です。
- 検索結果に出ているページが、どの粒度で作られているか
- その条件で検索する人が、他の条件と同じ答えを求めているか
- 自社が実際にその条件に対応できるか
対応していない条件のページを作っても、問い合わせが来た時点で断ることになります。SEOの判断であると同時に、事業の判断です。
検索テーマの束ね方と主担当URLの決め方は、物流会社のSEOキーワード・サイト構造設計で詳しく解説しています。
ポイント3|記事だけでなく、サイト構造を設計できるか
「SEO=ブログ記事の量産」という前提の提案になっていないかを確認してください。
記事制作が不要というわけではありません。自社の課題が「検索に接触する入口が足りない」ことであれば、記事制作は適切な施策です。
問題になるのは、サイトのどこに何が足りないかを確認しないまま、記事本数が先に決まっている場合です。
物流会社のサイトを構成するページの種類
物流会社のサイトには、役割の異なるページが混在します。
| ページ種別 | 主な役割 |
|---|---|
| サービスページ | 業務内容と対応範囲を示し、委託判断の材料を提供する |
| 商材別ページ | 特定商材(食品、化粧品、アパレル等)への対応を示す |
| 拠点ページ | 所在地、設備、面積、温度帯などの物理条件を示す |
| 条件別ページ | 小ロット、多品種、危険物など、対応条件を示す |
| 導入事例 | 実際の運用イメージと信頼性を補強する |
| FAQ | 委託前の不安と細かい確認事項に答える |
| 情報記事 | 検索の入口を作り、サービスページへ送る |
これらの役割分担と、記事からサービスページへの内部リンクまで含めて設計できるかどうかが、記事量産型の提案との差になります。
確認したい質問:「記事以外で、優先的に改善すべきページはどれだと考えますか」
ポイント4|サービスページまで改善対象にできるか
記事への流入が増えても、荷主が委託判断に必要な情報がサービスページにない場合、問い合わせにはつながりにくくなります。
BtoBの物流委託では、案件によって複数の関係者が比較・検討に関わることがあります。その場合、Webサイト上の情報も社内での検討材料になります。
荷主が判断材料にする情報
サービスページに書かれているかを確認したい項目です。
- 対応業務の範囲(保管、荷役、配送、流通加工、返品対応など)
- 取扱可能な商材と、扱えない商材
- 保管条件と温度帯
- 設備(ラック、マテハン、検品体制など)
- 拠点と対応エリア
- WMSなどのシステム、データ連携の可否
- 流通加工の具体的な内容
- 必要な許認可
- 実績の傾向
- 問い合わせから稼働までの流れ
すべてを書く必要はありませんが、荷主が最初に確認したい条件が書かれていない状態は、比較候補から外れる一因になり得ます。
提案を受けたとき、サービスページが改善対象に含まれているかを確認してください。含まれていない場合、その理由を聞く価値があります。既存の制作会社の管轄で手を入れられない、という事情であれば、連携方法を先に決める必要があります。
サービスページに何をどう書くかは、物流会社のサービスページSEOで解説しています。
ポイント5|問い合わせ・商談まで見ているか
KPIが検索順位とPVだけになっていないかを確認してください。
ただし、SEO会社が売上や受注まで保証すべきという話ではありません。物流の委託は、サイト以外の要因—既存取引、価格、拠点条件、タイミング—で決まる部分が大きく、Web施策だけで結果が決まるものではないためです。
見たいのは、支援会社が次の流れを理解しているかです。
検索
↓
ページ閲覧
↓
サービス内容の理解
↓
資料請求・問い合わせ
↓
商談
順位・流入・問い合わせは別のもの
検索順位だけでは、その流入が獲得したい荷主につながっているかまでは分かりません。
順位が上がって流入が増えても、問い合わせにつながらないテーマがあります。逆に、流入数自体は大きくなくても、獲得したい案件につながる検索テーマもあり得ます。
順位とPVだけを追うと、この差が見えません。少なくとも次の点を一緒に見る体制になっているかを確認してください。
- 問い合わせフォームや資料ダウンロードへの到達
- どのページを見た人が問い合わせているか
- 問い合わせの内容が、獲得したい案件と合っているか
最後の1点は、Web側の数値だけでは分かりません。営業側との情報共有が前提になります。支援会社が「営業担当への確認をお願いすることがある」と言うかどうかは、ひとつの目安です。
ポイント6|実装まで考えた提案ができるか
提案書に施策が並んでいることと、それが実行されることは別です。
サイト運用では、例えば次のような制約が生じることがあります。
- CMS上ですぐに変更できない項目がある
- サイト担当が兼務で、作業時間を確保しにくい
- テンプレートの修正には外部の制作会社への依頼が必要
- 予算の執行時期が決まっている
- 他部署の確認が必要な記載がある
これらを考慮しない提案は、実行されないまま残ります。
「実装できない施策は提案しない」ではない
ここで誤解されやすい点があります。実装が難しいからといって、必要な施策を提案しないのは適切ではありません。重要な課題であれば、提示されるべきです。
見たいのは、提示されたうえで重要度・実装難易度・体制を踏まえて実施順を調整できるかです。
たとえば施策を次のように振り分けられると、社内で動かしやすくなります。
| 区分 | 内容の例 |
|---|---|
| すぐできる | 記事本文やタイトルの修正 |
| 制作時に随時 | 新規記事・リライトのタイミングで反映する項目 |
| まとめて依頼 | テンプレート修正など、個別依頼では非効率なもの |
| 将来のリニューアル時 | サイト構造の大幅な変更を伴うもの |
確認したい質問:「提案いただいた施策のうち、当社の体制ですぐ着手できるものはどれですか。難しいものはどう進めますか」
実際の物流企業支援で、施策の優先順位と実装時期をどう判断したかは、物流会社のSEO支援事例にまとめています。
ポイント7|提案の根拠を説明できるか
最後に、提案の根拠を確認してください。
「SEOではこれが常識です」「Googleに評価されるので」といった説明だけの場合、その施策が自社にとって必要かどうかを判断できません。
根拠として示されうるものは次のとおりです。
- 検索需要の状況
- Search Consoleなどで確認できる実データ
- 実際の検索結果に出ているページの内容
- 競合サイトの構成
- 現在の順位や流入の状況
- 自社サイトの構造
- サイト内のユーザー導線
- 事業上の優先順位
「やらないこと」を説明できるか
より確認したいのは、やらない理由を説明できるかです。
- なぜこの施策を先に行うのか
- なぜこのページには手を入れないのか
- なぜこのキーワードは対象外にするのか
すでに検索上位にあり、検索意図とも合っている記事は、無理にリライトする必要がありません。手を入れることで順位を落とす可能性もあります。当社が公開している支援事例でも、既存記事を棚卸ししたうえで、一部は現状維持と判断しています。
「全記事をリライトします」という提案を受けたら、その根拠を確認してください。妥当なケースもありますが、根拠なく一律に行うのであれば、リソースの配分としては非効率です。
依頼前に聞くべき12の質問
提案を受ける場で使えるチェックリストです。正解となる回答が一つに決まるわけではありません。回答の内容から、その会社の進め方と得意領域を読み取ってください。
| # | 質問 | 回答から確認したいこと |
|---|---|---|
| 1 | 最初の1〜2か月で何を調べますか | 調査工程があるか。すぐ記事制作に入る計画ではないか |
| 2 | キーワードはどのように決めますか | 荷主目線か。ツールの検索数だけで決めていないか |
| 3 | 記事以外のページも改善対象ですか | 対象範囲。対象外ならその理由 |
| 4 | サービスページの改善も提案しますか | 委託判断に必要な情報まで見ているか |
| 5 | サイト構造や内部リンクも見ますか | ページ単位の施策で止まっていないか |
| 6 | 既存記事は全部リライトしますか | 優先順位の考え方。一律対応になっていないか |
| 7 | 施策の優先順位は何を基準に決めますか | 重要度と実装難易度の両方を見ているか |
| 8 | 実装が難しい場合はどうしますか | 代替案や実施時期の調整ができるか |
| 9 | 当社の制作会社とはどう連携しますか | 実装フローが現実的か |
| 10 | SEOの成果は何で評価しますか | 順位・PV以外の指標を持っているか |
| 11 | 順位が上がらなかった場合、何を確認しますか | 検証の観点があるか。原因の切り分けができるか |
| 12 | 当社の営業やサービス担当への確認は行いますか | 一次情報を取りに来るか |
すべてに完璧な回答が返ってくる必要はありません。むしろ、「それは現時点では分かりません。調査してから判断します」という回答は、誠実な回答である場合があります。
判断が難しいのは、質問の意味自体が伝わらない場合です。特に4・7・9は、提案範囲が記事制作に限定されている会社では話がかみ合わないことがあります。それ自体が悪いのではなく、自社の課題と合うかどうかの判断材料になります。
注意したい提案のパターン
一方的に否定すべきものではありませんが、確認が必要な提案のパターンを挙げます。
| パターン | 確認したいこと |
|---|---|
| 記事の本数が先に決まっている | サイトを見る前に本数が決まった根拠 |
| サイトを確認しないまま契約プランが提示される | 現状把握の工程がどこにあるか |
| 成果指標が検索順位だけ | 問い合わせまでの導線をどう見るか |
| 検索意図や検索結果の説明がない | キーワード選定の判断基準 |
| サービスページが対象外 | 対象外にする理由と、誰が担当するか |
| 施策の優先順位が説明されない | 何から着手し、なぜその順なのか |
| 「必ず上がる」と保証する | 検索順位は外部要因で変動するため、保証の根拠 |
繰り返しになりますが、記事制作を主軸とした支援そのものが問題なのではありません。サイトの構造は整っているが検索接点が不足している、という状態であれば、記事制作は妥当な施策です。
確認したいのは、その判断が自社サイトの状況にもとづいているかどうかです。
費用だけで比較しない
見積もりの金額だけを並べても、比較にはなりません。同じ金額でも支援範囲が違えば、実際に受け取れるものが変わるためです。
比較するときは、次のどこまでが含まれるかを揃えて確認してください。
- 現状分析・サイト診断
- キーワード調査と検索テーマの整理
- サイト構造・内部リンクの設計
- 記事の企画・構成案
- 記事原稿の執筆
- サービスページの改善提案
- サイト修正の実装(または実装指示書の作成)
- 定例ミーティングとレポート
「分析と提案まで」なのか、「原稿制作まで」なのか、「実装まで」なのかで、金額の意味は大きく変わります。安い提案が悪いわけではなく、範囲が狭いだけという場合もあります。
自社で原稿を書ける体制があるなら、分析と設計だけを外部に依頼する形が合理的なこともあります。
費用の内訳と考え方は、物流会社のSEO費用・料金で詳しく扱います。
この7項目で2〜3社の提案を比較する
最後に、使い方をまとめます。
- 自社が増やしたい案件と荷主を、先に整理する
- 同じ条件を各社に伝えて提案を受ける
- 7つのポイントで提案内容を比較する
- 12の質問で、提案書に書かれていない部分を確認する
- 支援範囲を揃えたうえで費用を比較する
最初は2〜3社程度に絞り、同じ条件で提案を受けると、違いを比較しやすくなります。
7つのポイントを再掲します。
| # | 確認するポイント |
|---|---|
| 1 | 荷主側の検索を理解しているか |
| 2 | サービス × 商材 × 地域 × 条件を整理できるか |
| 3 | 記事だけでなくサイト構造を設計できるか |
| 4 | サービスページまで改善対象にできるか |
| 5 | 問い合わせ・商談までの導線を見ているか |
| 6 | 実装体制を踏まえた提案ができるか |
| 7 | 施策の根拠と、やらない理由を説明できるか |
物流業界での支援経験は、あればプラスになります。荷主の検索を想像しやすく、専門用語の説明にかかる時間も減ります。
ただし、それが必須条件だとは考えていません。より重要なのは、事業を理解しようとし、荷主側の検索行動とWebサイトを結びつけられるかです。業界経験があっても、記事本数の話しかしない提案であれば、上の7項目は満たされません。
実際の支援で何を見ているか
判断基準だけでは、実際の進め方はイメージしにくいかもしれません。
ツリーズコンサルティングでは、大手BtoB物流企業への支援内容を匿名化して公開しています。既存記事の棚卸し、あえて手を入れないと判断したページ、検索意図とのズレの検証、実装体制を踏まえた優先順位づけまで、判断の過程をそのまま記載しています。
成果を強調する内容ではありません。改善が確認できたテーマと、確認できなかったテーマの両方を記載しています。提案を比較する際の参考になれば幸いです。
物流・倉庫・3PL領域については、荷主側の検索キーワード500件と物流会社側の集客キーワード20件を収集し、代表的な検索結果、実在する物流会社のサービスページ、業界ページ、比較・選定コンテンツを確認したうえで、253の検索テーマと46のページ母型に整理しています。この整理をもとに、検索からサービスページ、問い合わせ、商談までの導線を設計しています。
現在受けている提案の内容についてのご相談も承っています。