金属加工会社のホームページ改善では、最初にデザインを変える必要はありません。
最初に確認したいのは、
初めて来た発注担当者が、自分の案件を相談できる会社だと判断できるか
です。
全面リニューアル前に、問い合わせを妨げている箇所から整理します。
発注者の判断を大きく、
①できるか → ②任せられるか → ③問い合わせられるか
の3段階に分けて確認します。
A. 「できるか」を判断する6項目
1. 得意な加工方法
「金属加工一式」ではなく、
- NC旋盤
- 自動旋盤
- マシニング
- 五軸
- 放電
- 研削
- 板金
などを具体化します。
2. 材質
「各種金属」より、
SUS304、SUS316、A5052、A7075、チタン、インコネルなど、実績のある材質を明示します。
3. サイズ
設備型番だけでなく、
- 対応径
- 長さ
- XYZ
- 板厚
- ワーク重量
を掲載します。
4. 精度
「高精度」ではなく、
公開可能な範囲で、
- 寸法公差
- 真円度
- 平面度
- 面粗さ
などを示します。
5. ロット
- 1個
- 試作
- 小ロット
- 中量
- 量産
のどこを得意とするか。
6. 二次工程
- 熱処理
- メッキ
- 表面処理
- 研磨
- 組立
等を含めて一括対応できる場合は明示します。
B. 「任せられるか」を判断する4項目
7. 加工事例
写真だけでなく、
- 材質
- 寸法
- 数量
- 納期
- 設備
- 加工内容
等を掲載します。
明光製作所の公開事例でも、こうした条件が案件ごとに整理されています。これは同社の実績値を業界一般値として扱うものではなく、事例情報の見せ方として参考になります。
8. 設備
設備型番と加工能力をつなぎます。
9. 検査
- 三次元測定
- 画像測定
- 表面粗さ
- 真円度
- 検査表
など。
10. 得意業界・用途
実績が十分ある場合に限定します。
「航空宇宙対応」と書くだけでなく、何を経験しているか説明します。
C. 「問い合わせられるか」を判断する2項目
11. 問い合わせ導線
図面を送れるか。
CAD/PDFに対応するか。
材質、数量、納期を伝えられるか。
詳細はP12へ分離します。
12. 次に見るページがあるか
加工方法ページから、
- 材質
- 事例
- 設備
- 問い合わせ
へ自然に移動できる状態にします。
Googleも重要ページを関連ページから内部リンクし、分かりやすいアンカーテキストを使用することを推奨しています。
全面リニューアル前に、問い合わせを妨げている箇所から整理します。
全面リニューアル前に直す順番
優先順位は、
- 問い合わせに近いページ
- 主力加工ページ
- 加工事例
- 問い合わせ導線
- その他
です。
古いデザインでも仕事が取れるサイトはあります。
逆にデザインが新しくても、
何を加工できる会社か分からない
なら仕事にはつながりません。
P04の境界
- P04=サイト全体の受注力診断
- P05M=SEOのKW・URL設計
- P08=加工事例
- P10=設備
- P12=図面・見積CVR
と分離します。