キーワード調査で500語集めても、それだけではSEO設計になりません。
必要なのは、
どの検索語を、どのURLに担当させるか
を決めることです。
KW調査から、担当URL・内部リンク・制作優先順位まで設計します。
金属加工では、
加工方法 × 材質 × サイズ × ロット × 精度 × 用途 × 地域
の組み合わせが非常に多いため、KW一覧だけを見てページを作ると、似たページが増えます。
STEP1|まず検索者を分離する
今回のKWP調査では、特に重要な発見がありました。
たとえば、
放電加工:5,000放電加工 依頼:50
は加工会社の顧客側のKWです。
一方、
製造業 SEO:500製造業 SEO コンサル:50
はSEO支援を探す企業側のKWです。
ここを混ぜると、
放電加工5,000だから、SEO会社が「放電加工SEO」の記事を作れば5,000人来る
という誤った優先順位になります。
そこで最初に、
A. Trees自身のPull KW
SEO会社を探す人。
B. Push営業用KW
業界ごとの専門性証明。
C. 顧客が取るKW
加工会社の発注者が検索する語。
に分離します。
これは金属加工会社自身のSEOでも同じです。
STEP2|受注したい仕事を決める
KW調査より先に、
- 何を増やすか
- 何を増やさないか
を決めます。
例:
φ20〜40程度のSUS小ロット旋盤案件を増やす
と、
大型五軸の単品加工を増やす
ではKWマップが全く違います。
STEP3|KWを軸別に分類する
| 軸 | 例 |
|---|---|
| 加工 | NC旋盤、マシニング、放電 |
| 材質 | SUS304、チタン、インコネル |
| 条件 | 試作、小ロット、短納期 |
| 形状 | シャフト、薄肉、深穴 |
| 精度 | 高精度、微細 |
| 用途 | 半導体、医療 |
| 地域 | 大阪、愛知等 |
STEP4|検索意図で束ねる
KWが違ってもSERPや必要情報が同じなら、1ページで扱います。
逆に似た単語でも発注条件が違えば分けます。
例:
- ワーク形状
- 設備
- 加工範囲
- 発注条件
が違うため独立価値があります。
STEP5|担当URLを決める
管理表では最低限、
| KWクラスタ | 検索意図 | 担当URL | ページ種別 | 状態 |
|---|---|---|---|---|
| NC旋盤 | 加工先探索 | /nc-lathe/ | サービス | 公開 |
| マシニング | 加工先探索 | /machining/ | サービス | 公開 |
| チタン | 材質対応 | /titanium/ | 材質 | 未作成 |
| 試作 | 条件 | /prototype/ | 条件 | 公開 |
まで持たせます。
STEP6|独立ページの条件を決める
独立させるのは、
検索意図 + 技術内容 + 実績
のうち複数が違う場合です。
逆に、
材質名だけ変えて本文の90%が同じ
なら統合を検討します。
Googleも検索語のすべての表現をページ化する必要はないと説明しています。
STEP7|ページの情報項目を決める
加工サービスページなら、
- 対応範囲
- 材質
- サイズ
- 精度
- ロット
- 設備
- 検査
- 事例
- 問い合わせ条件
など。
材質ページなら、
- 材質特性
- 自社での加工方法
- 得意形状
- 設備
- 実績
など。
ページ種類によって必要情報を変えます。
STEP8|加工事例をハブに接続する
たとえば、
SUS304 × NC旋盤 × 小ロット × 医療部品
の事例なら、
- SUS304
- NC旋盤
- 小ロット
- 医療用途
からリンクできます。
加工事例が検索テーマ同士をつなぐ接点になります。
KW調査から、担当URL・内部リンク・制作優先順位まで設計します。
STEP9|内部リンクを設計する
Googleは、重要ページにはサイト内の少なくとも1ページからリンクし、文脈に合うアンカーを使うことを推奨しています。
したがって、
切削加工
├ NC旋盤
├ マシニング
└ 五軸
↓
加工事例
↑
材質
のように関連づけます。
STEP10|公開後にKWPではなく実検索データを見る
KWPは制作前の仮説です。
公開後はSearch Consoleで、
- 実際のクエリ
- 表示回数
- CTR
- 評価URL
を確認します。
想定外のKWで評価されることもあります。
そこから、
- ページ強化
- 新ページ
- 統合
- 内部リンク変更
を判断します。
まとめ
金属加工SEOのKW調査は、
KWを探す作業ではなく、受注したい仕事をサイト構造へ変換する作業
です。